スケートボード

ベアリングの選び方とオススメベアリング5選

ベアリングの選び方

ベアリングが違えば、プッシュのスピードが変わります。

例えば、性能のいいベアリングを使うとプッシュのスピードが早くなるので、その分プッシュする回数も減ります。プッシュの回数が減れば、いつもより疲れなくなります。

ベアリングは、各ブランドによって特徴が違うので、この記事を参考に好みのベアリングを選んでみてください。

ベアリングのABECとは

ABEC(エーベック)とは、工業規格で精度を表します。

スケートボードのベアリングは、ABEC3,5,7というように数字が高いほど精密に作られた高性能なベアリングなので、ウィールの回転が良く、スピードが出しやすくなります。

ABECの数字が高いほど価格も高額になります。

はじめたばかりの方は、あまりスピードが出すぎないようにABEC3か5がいいと思いますが、ABEC7でもそこまで極端にスピードがでるわけではないので大丈夫です。

ABEC規格を採用してないものもありますが、ほとんどのベアリングがABEC3,5,7の3種類を扱っています。

ABEC規格を採用していないベアリングで最近評判がいいのが、Hard Luckのベアリングです。

実際に使ってみたレビューは、下記にまとめました。

hard luckのチタンレビュー
Hard LuckチタニウムコートのレビューHard Luckのチタニウムコートのベアリングが気になったので試してみました。 ここ数年、ベアリングはNinjaを使っていたけど...

グリスタイプとオイルタイプの違い

ベアリングの内部には、回転を滑らかにする油が入っています。この油の種類でグリスタイプとオイルタイプに分かれています。

グリスタイプ

ベアリング内部に粘度の高いベトベトしたグリスが入っていて、ベアリングが回転してもグリスが外部に飛びにくいです。なので、グリスタイプのベアリングは基本的にメンテナンスの必要がありません。

グリスタイプの特徴

  1. メンテナンスフリー
  2. オイルタイプよりトップスピードが出しづらい

グリスタイプのベアリングにオイルを注入しないで下さい!内部のグリスとオイルが混ざるとグリスがサラサラになってベアリングを滑らかに滑らすことができなくなり、性能が落ちます。ベアリング内部のボールの摩耗も激しくなるので壊れやすくなります。

 

オイルタイプ

ベアリング内部に粘度の低いサラサラなオイルが入っているので、回転していると外部にオイルが飛びやすく、定期的にベアリングオイルを補給する必要があります。

オイルタイプの特徴

  1. ベアリングオイルを定期的に注入する必要がある
  2. プッシュをした直後からトップスピードを出しやすい
オススメのベアリングオイル

オイルタイプのベアリングにオススメのオイルは、Bonesのベアリングオイルです。オイル切れしにくいので、2か月に1回くらい注入すればもちます。Bonesのベアリングオイル

先っぽが細くなっていて注入しやすです。オイルが出過ぎることも無いので手がベタベタになりにくいです。

Bonesベアリングオイルの注入

オイルタイプのベアリングは、シールドが片方だけのものが多いです。これは、オイルを注入しやすくわざとシールドをはずしてあるので安心してください。不良品ではなく、最初からこういうベアリングです。

ベアリングのシールド

 

どちらのタイプのベアリングがいいの?

グリスタイプとオイルタイプのベアリングの細かな特徴を紹介しましたが、両者の違いは、微々たるものです。

どちらにしたらいいか迷ったら、メンテナンスが面倒ならグリスタイプ、自分でメンテナンスして長持ちさせたいならオイルタイプを選んでください。

ベアリングも消耗品なので、これから何度と違うベアリングを試して好みのタイプを探していくのも楽しみの1つですので。

グリスかオイルのどちらのタイプか分からなかったら店員さんに聞いてみて下さい。ネットで買う場合も品名にどちらか記載されているので確認して下さい。

オススメベアリング5選

たくさんあるベアリングブランドの中でオススメのブランドを紹介します。いろんなベアリングを使ってきましたが、実際に良かったものです。

Bones(ボーンズ)

ベアリングといえば、ボーンズが王様です。人気の理由は、回転の良さです。スピードが出やすいベアリングです。メンテナンスをまめにやれば長持ちしますよ。

間違いないベアリングですが、価格が他のベアリングより高めです。

Ninja(ニンジャ)

耐久性に優れてよく回るベアリングといえばNinjaです。回転も滑らかで良く回り、ちょっとやそっとじゃ壊れません。日本人スケーターのシグネイチャーモデルも多いです。

低価格で高品質なベアリングの見本のようなブランドです。手裏剣型のパッケージが目印です。わたしも長年愛用してます。

Diamond(ダイヤモンド)

Diamondのベアリングも丈夫で壊れにくいです。良く回ります。トップスケーターのStevie WilliamsやPaul Rodriguezのスポンサーになってます。

前まではマイナーなイメージでしたが、Nikeとコラボしたダンクをリリースしてから人気が出ました。

Hard Luck

最近できたばかりのベアリングブランドです。まだあまり馴染みがないブランドですが、価格がリーズナブルで高品質です。規格がABECではないですが、プッシュした後の伸びが良いです。

マークゴンザレスも立ち上げに参加していてパッケージのイラストデザインも彼が描いたものです。

詳細は、Hard Luckチタニウムコートのレビューをご覧ください。

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Nothing Special

Nothing Specialは、アディダススケートボーディングのライダー、ディエゴ・ナヘラが立ち上げたブランドです。ABEC9でワッシャーとスペーサー付きです。
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ABEC9だからと言ってそこまでABEC7との差を感じませんでしたが、回転が軽くて速いです。

あまり出回っていないベアリングなので、品薄で楽天市場でしか見つけられませんでした。

レビューの詳細は、Nothing specialベアリングのレビュー|ABEC9の実力を評価をご覧ください。

Nothing specialベアリングのレビュー|ABEC9の実力を評価Nothing Specialのベアリングを使ってみたのでレビューします。 スペックや乗り味、ABEC9の実力を個人的な感想を踏ま...

まとめ

良いベアリングを使えば、プッシュの回数が減るので疲れにくくなります。

疲れにくくなる分、練習量を増やせるので上達します。

良いベアリングにすることは、トリックの上達にもつながるので自分に合う良いベアリングを選んでみてください。