オリジナルスタイルが欲しい!
誰でもオリジナルでいたい憧れがあります。
初めから独創性を爆発させて自分だけのポジションを確立した人はいません。
スケートボードに限ったことではありまんが、初めから独創性を爆発させて自分だけのポジションを確立した人はいません。
オリジナルスタイル全開の3人のスケーターを紹介しながら、どうやってオリジナルが生まれるのかを紹介します。スケートボードで自分だけのオリジナルスタイルを出すヒントになれば嬉しいです。
独特のリズムが気持ちいい Kris Haslam
10年以上前にリリースされたAlmostのCheese and crackersでの彼の滑りは、今見ても強烈なインパクトです。
「ミニランプで遊ぶ」を全部やってる感じです。ストリートでも彼は、オリジナルスタイルで攻めまくってます。
人と違うを表現 Jason Park
あまりメディアに出てないので、知らない方も多いと思います。彼は、韓国人でハワイに住んでます。ベーシックトリックにヒネリを入れて驚きを与える滑りが特徴的です。
2人の共通点から分かるオリジナルスタイルの見せ方
オリジナリティー溢れるスケーターは、まだまだたくさんいますが、紹介しきれないので今回は、動画で2人を紹介しました。
オリジナリティーのあるトリックをさらに引き立てる押し上げるバックグラウンドが2人は持っています。
それは、しっかりとした基礎スキルを持っているということです。
動画でも分かるように、2人ともオーリーを基礎とした高さのあるトリックができます。これが彼らのオリジナルスタイルを底上げしています。
しっかりとしたベーシックトリックが元にあるのでさらにオリジナルスタイルが目立つのです。
オリジナルを作った人たちは、最初はマネをしていた
オリジナルを作った人たちは、最初はまねから入っています。そこから試行錯誤で自分だけのスタイルを確立してきました。
フラットでフリップがしっかりとできるようになれば段階的にいろんなことがしたくなります。
フリップができたらしたくなる事
- フリップからテールマニュアルをする
- フリップでステアを飛ぶ
- フリップでバンクtoバンクを飛ぶ
上記以外にたくさんやりたいことがフリップができただけでも出てくると思います。
はじめは、誰でもうまくできないので練習を繰り返して徐々にできるようになります。
例えば、「リップでバンクtoバンクを飛ぶ」に慣れてきたら気持ちに余裕が生まれてきます。そうなるとある時ひらめきが生まれます。
ストリートスケートのベースとなる数々のトリックを生み出したRodney Mullenは、アメリカのUSC大学でのスピーチで述べています。
- 僕には、フリースタイルの基盤があった。そこから応用で作れるトリックが20ある。
- 今まで100回以上同じ場所でスケートをしてきたら、突然「どうすればこのトリックを発展させられるだろう?」
- 1つのトリックは、4つ5つのトリックが組み合わさってできたトリックだ
彼は、いくつのもトリックを生み出しています。
- 540ショウビット(1979)
- 50/50キャスパー(1980)
- キックフリップ(1982)
- ヒールフリップ(1982)
- インポッシブル(1982)
- 360キックフリップ(1983)
- 360プレッシャーフリップ(1983)
- ハーフキャブキックフリップ(1983)
まだまだありますが、ほとんどのトリックを彼が作っています。
スケートボードの神様と言われる由縁です。
そんな彼のスピーチでも言っているように、基礎があってオリジナルが生まれるということが分かります。
前述したCris HaslamもJason Parkも高い基礎スキルがあるからオリジナルスタイルができるのです。
彼も最初は初心者で何もできない状態から同じトリックを繰り返し練習して基礎スキルをしっかり身につけることでオリジナルスタイルのひらめきが生まれたことが想像できます。
最初からオリジナルスタイルを出せる人なんていません。
仮にオリジナリティー溢れる滑りを閃いたとしてもそれが出来るスキルがないと身につけることができません。
出来ることを完璧にすれば、オリジナルは生まれる
オリジナルスタイルが出来るまでを紹介しましたが、わたし自身も彼らのように滑ることなんてできません。むしろへなちょこです。でも出来るトリックを繰り返すことで、そこからオリジナルスタイルのひらめきが生まれる時だってあります。
新しいトリックを生み出すだけがオリジナルじゃない
新しいトリックを生み出したらそれがオリジナルになります。
でもそれだけがオリジナルではないです。
自分だけのスケートスタイルをだす。
これは立派なオリジナルスタイルです。
オーリがしっかり出来るようになれば、それは自分の中でやり方のコツがわかっているということです。そのコツは、言葉では説明することができない自分だけの感覚で分かっているものです。その「自分だけのやり方のコツ=自分だけのスタイルがでる」に繋がるのです。スタイルが出るからこそスケートボードは、やっても楽しいし、見てても楽しいのです。
スケートボードは、わたしに相手のスタイルを尊重することで喜びを分かち合えることの素晴らしを教えてくれました。