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工場の下請け会社作業員だった劣等感を打破した方法

工場の下請け会社の劣等感を打破した方法

大手製造メーカーの正社員として、工場で働いています。

今の仕事をする前は、工場の下請け会社の作業員でした。

当時は、下請け会社というコンプレックスを持って仕事をする日々でしたが、転職活動をすることで前の職場より良い環境で働くことができています。

下請け会社の作業員だったころの親会社の社員に対する劣等感をどうやって打破したのかを紹介します。


下請け会社の現状

工場の下請け会社にいた頃のわたしの年収などは、こんな感じでした。

  • 業種:製造工場の下請け
  • 勤務体系:日勤
  • 残業:平均で月40時間
  • 休日:土日祝日(盆、正月休みあり)
  • 年収:350万円

給料が低い

パッと見で年収は、そんなに低くないと思うかもしれませんが、下請け会社には、昇給がありません。

一生年収350万円のままです。

昇給がないと仕事へのモチベーションも上がらないし、将来の為に貯金をすることもできません。

当時のわたしには、妻と妻のお腹に赤ちゃんがいました。

このままの年収だと子供が大きくなった時の教育費に使える余裕がないのは、明らかでした。

下請け会社は派遣社員と同じ

お客様である親会社の経営が悪化したら、まず仕事がなくなるのが下請け会社です。

親会社は、一部上場の大企業ですが、この先安泰という保証は、どこにもありません。

わたしは、下請け会社の社員でしたが、実質は、派遣社員と同じ扱いでした。

正社員に対しての劣等感

下請け作業員という劣等感

工場の下請け作業員の作業内容は、下記のようなものです。

  • 親会社の社員の作業の補助
  • 社員がしないような雑用作業

毎日、補助的な作業や雑用ばかりしていると自分が情けない気持ちになっていました。

雑用も誰かがやらなければならない仕事なのはわかっているけど、家族の顔を思い出すと自分のやってる仕事に誇りを持てなくなってました。

同じ人間なのに差別されてる

下請け会社の人も親会社の人も同じ人間です。

親会社にも高卒の人は、たくさんいます。わたしは、大卒で適当に就活をした結果、いろんな会社を転々としてきました。

学歴に対するコンプレックスはないけど、親会社と下請けの人間では、

同じ仕事をしているのに給料が違う

親会社の社員の人と同じ仕事をしていても、もらえる給料が全然違います。

親会社にいるわたしより年下の社員の給料を聞いたことがありましたが、わたしの給料の1.5倍も多い金額でした。

愕然として、その日から余計に仕事のモチベーションが下がっていく日々を過ごしました。

同じ職場なのにキツい仕事をする

下請け会社の作業員は、親会社の社員がやりたがらないキツい仕事を依頼されます。

工場の下請け会社の作業員だったわたしの仕事内容は、こんな感じです。

  • 真夏にタイベックスーツを着て配管の汚泥の掃除

    タイベックスーツとは、東関東大震災の時に東京電力の社員が着ていた白い全身スーツです。異物が入らないように密閉されたスーツなのですが、風を通さないので、真夏にサウナスーツを着ているような感じになります。

劣等感を変えたいと思うだけじゃ何も変わらない

転職するきっかけは妻と赤ちゃん

下請けでも仕事に誇りを持とうと無理に自分に言い聞かせても、余計に親会社の社員に対する劣等感が増すばかり。

現状を変えたいと思う日々が続きました。

行動を起こすきっかけは妻とお腹の赤ちゃん

「妻とお腹にいる赤ちゃんに誇れる仕事がしたい」

転職活動をするきっかけになったのは、家族でした。

その日から仕事が終わると気になる求人をチェックする日々です。

書類選考を通過して面接にこぎつければ、現状を変えたいという熱意で採用になると信じて履歴書を書く毎日が始まりました。

転職で下請け作業員という劣等感を変えた

転職で下請け作業員という劣等感を変えた転職活動をして3か月ほどで、良い転職先が見つかりました。

書類選考と面接を無事通過して大手製造メーカーの社員として採用されて、下請け作業員だったころの年収を上回っています。

転職活動をするメリット

転職活動をするのは、メリットだらけです。

  • 今の仕事を続けながらできる

    仕事を探したり、履歴書を書いたりするのは、仕事が終わってからの余暇時間にできます。

  • 転職で不採用になってもリスクがない

    転職の面接で不採用になっても、今の仕事をやめるわけではないので、転職活動を続けていけます。

  • お金がかからない

    履歴書代や面接会場までの交通費がかかりますが、ほぼ費用ゼロで転職先を探すことができます。

  • 自分のペースでできる

    転職活動は、自分がしたいと思ったときにできます。良い転職先が見つけられるかは、タイミングも重要です。早くから転職活動をはじめれば、その分良い転職先に巡り会える確率も高くなります。

転職活動は数打ちゃ当たる作戦

わたしの場合は、下記の採用条件で転職活動をしました。

  • 正社員
  • 各種社会保険制度あり
  • 昇給制度あり
  • 賞与あり

上記は、わたしがいた下請け会社にはなかった雇用条件です。

わたしの場合は、転職活動してから妥協せずに自分の納得のいく会社を待ち続けた結果、大手企業の募集がタイミングよくあったので、応募しました。

まとめ|転職活動は早いほうがチャンスを逃さずにすむ

早く転職がしたいと思う気持ちは、転職活動をしている人なら誰しも思うことです。

しかし、転職を急ぐあまり、妥協して会社を選んでは、失敗します。

タイミングで良い企業が募集をすることもあるので、あまり良い転職先がなかったら、待ってみるのも手です。

待っている時間を無駄にしないようにいざ良い転職先が見つかった時の為に履歴書の書き方や面接での受け答えの準備をしておくと良いですよ。