「数あるスケシューの中から自分に合った1足を見つけたい」という方や「一般スニーカーをスケシューとして使いたい」という方は、参考にしてみて下さい。
スケシューとは
スケシューは、スケートボードをするためのスニーカーのことです。
今では、NikeやAdidas、Converseなどのメジャーなスポーツブランドもこぞってスケシューをリリースしています。
ファッション性が高いので、スケーター以外の方も履いていることが多いですね。
スケシューのアッパー
スケートボードのトリックはデッキを擦り上げる動きが多いので、摩擦に弱いとすぐに破れたり、穴があいてしまいます。なので、摩擦に非常に強い素材で作られています。
スケシューでつま先から足の甲にあたるアッパーと呼ばれる部分は、とくに丈夫にできています。
スケシューのアッパー素材
スケシューのアッパーには、主に3種類の素材が使われています。
- スウェード
- ヌバック
- レザー
この中で最もスケシューに使われている素材がスウェードです。
スケートボードのトリックで1番ダメージを受けやすいのが、アッパーのつま先部分です。なので、補強のためにつま先部分がコーティングされているものもあります。
スケシューに向いていないアッパー素材
- キャンバス
- エナメル
- メッシュ
上記のような素材で作られたスケシューもありますが、普段履き用にオシャレスニーカーとして作られたものなので、スケートボードで使用するとすぐに破れます。
スケシューのアウトソール
スケシューは、アウトソールが平らになっています。デッキを擦り上げるときにグリップを効きやすくするのとデッキの上に安定して着地しやすくするためです。
スケシューのアウトソールは、バルカナイズソールとカップソールの2種類があります。
バルカナイズソール
バルカナイズソールは、ゴムを溶かしてスニーカー本体とソールを接着させて、さらに補強のためにスニーカー本体とソールの間にラバーテープが巻かれたものです。
いわゆるローテクシューズと言われているものがバルカナイズソールで作られています。
バルカナイズソールの代表格Vans
リリースされてから数十年経ちますが、大きく変わったところといえば、中敷がクッション性のあるUltra cushにアップデートされたくらいでデザインをほとんど変えることなく、多くのスケーターに愛用されています。
バルカナイズソールの特徴4つ
- デッキの食いつきが良い
- デッキの感覚がとらえやすい
- 耐久性がない
- 値段が安め
デッキの食いつきがいい反面、アウトソールの減りが早いので穴が開きやすいです。諸刃の刃です。
Vansのファンは、ソールの減りが早いのを承知の上で愛用しています。
「耐久性はないけど、トリックのしやすさには変えられない」
というVans愛用者が多いです。
バルカナイズソールは、昔ながらの製法で作られていて、生産コストもかからないため、カップソールのスケシューよりも価格がリーズナブルです。
カップソール
カップソールは、スニーカー本体とソールをミシンで縫い付けたソールです。クッション性に優れていて、最近では、異素材を組み合わせて耐久性を向上させてあるものもあります。
いわゆるハイテクシューズと言われているものがカップソールで作られています。
カップソールは、ソールの縫い目のあるなしで見分けがつきますが、最近では、縫い目のないカップソールもあります。
ソールの周りにラバーテープが巻かれているかいないかでも見分けることができます。
軽さと耐久性が抜群のDCのハイテクシューズ
DCは、スウェード素材が他のブランドより丈夫で破れにくく、アウトソールも摩耗が激しい部分の強度を上げていて耐久性はピカイチです。デザインもかっこいいのモデルが多いです。
カップソールの特徴4つ
- クッション性に優れている
- デッキの食いつきはそこそこ
- アウトソールが厚めでデッキコントロールしづらい
- 価格が高め
カップソールは、クッション性がいいので疲れにくいですが、デッキの食いつきは、バルカナイズソールより劣ります。
カップソールのスケシューは、ゴツめでデッキコントロールしづらいものが多かったですが、最近では、スリムなフォルムのモデルもたくさんあってバルカナイズソールのようなコントロール性がいいものが増えました。
最新のテクノロジーを採用したり、クッション素材が使われているため、価格が高めです。
失敗しないスケシューの選び方
スケシューは、消耗品なので定期的な交換が必要です。
ネットで安くスケシューを見つけても、試着ができないので自分に合っているのか分からないので買うのをためらうこともあります。
ネットで失敗しないスケシューの選び方を紹介するので、お役立てください。
バルカナイズかカップソールで選ぶ
トリックのやりやすさは、アウトソールが自分に合っているのかで、ほぼ決まります。
トリックをするときにデッキと一番接触する部分がアウトソールだからです。
自分がどちらのアウトソールの方がやりやすいのかを知っておけば、スケシューを選ぶときに失敗しません。
自分に合ったアウトソール選びのポイント
バルカナイズソールかカップソールかは、好みで違ってくるので、2つのソールの特性を表にしてました。
バルカナイズソールとカップソールの比較表
バルカナイズソール | カップソール | |
デッキの食いつき具合 | ◎ | ○ |
クッション性 | △ | ◎ |
耐久性 | △ | ◎ |
デッキコントロール | ◎ | ○ |
一概に全てのバルカナイズソールとカップソールが当てはまるとは限りませんが、ほとんどが上の比較表に当てはまります。
アッパーの形状はあまり気にしなくていい
スケシューのアッパー素材は、ほとんどがスウェードです。
スウェードは、履いているうちに自分の足型に馴染んでくるので、トリックのやりやすさにあまり影響することはありません。
つま先が細い方がトリックしやすいと言われていますが、デッキをコントロールする大部分は、アウトソールです。
日本人は、足の幅が欧米人よりも広いので、無理してつま先が細いスケシューを選ぶと窮屈に感じてやりづらくなります。
自分の足のサイズさえ合っていれば、アッパー形状を気にする必要はありません。
セールシューズをゲットできるおすすめショップ3選
セールシューズのおすすめショップを紹介します。
わたしが実際に利用している品数が豊富で格安で手に入るショップを選びました。
QUIKSILVER ONLINE STORE
DCシューズの日本正規代理店がサーフブランドのQUIKSILVERジャパンです。
DCシューズのアウトレット品が格安で手に入ります。
最近は、いつもここで格安のDCシューズをゲットしてます。
サイトのページがアウトレット品を探しにくい作りなので、なかなか辿り着けませんでしたが、大人買いできるほど格安なアウトレット品のDCがあります。
California Street
説明不要の大手スケートショップですね。スケシューだけじゃなく、スケートボード関連なら何でも揃えることができます。
スケシューとは関係ありませんが、ショップオリジナルのベアリングの性能動画がすごいです。ずっと止まらずに回り続けてます。
興味があれば是非。
インスタントスケートボード
こちらも有名スケートショップです。NikeやAdidasのセールシューズを狙うなら品揃えが豊富なので、こちらがオススメです。
一般のスニーカーをスケシューに使いたいとき
他の人と被るのが嫌なおしゃれスケーターは、スケシューにもこだわります。
スケートボード専用じゃないスニーカーをスケシューとして使うのもアリです。
「自分の気に入ったもの」「人とは違う好きなもの」を自由に選べるのがスケートボードの魅力の1つです。
スケシューとして使えない一般スニーカー
スケートボードするのにランニングシューズやトレッキングブーツなどのアウトソールがグニャグニャしてたりボコボコなものや、アッパーがメッシュやエナメル素材のスニーカーは、スケートボードには不向きです。
ランニングシューズやトレッキングブーツはデッキのコントロールがしづらいし、メッシュ素材は、すぐに破れます。
逆に言えば、それ以外のスニーカーならスケートボードをする事ができます。
スケシューとして使える一般スニーカー
前述した通り、アッパーがスウェードやヌバック、レザー素材で、アウトソールが平らならスケートボード専用のスニーカー以外のスニーカーでもスケシューとして使えます。
スケシューブランドが今より少なかった当時のスケーターは、AdidasのスーパースターやNikeのダンク、Converseのワンスターなどを愛用していました。
スーパースターやダンクがスケートボード用にアップデートされてリリースされているのは、スケートボード専用のスニーカーじゃなくてもスケシューとして使いやすい平らなアウトソールでスウェードやレザー素材だからです。
おしゃれでスケシューとしても使えるおすすめのスニーカーは、たくさんありますが、長くなってしまうので、ここでは、参考程度に2足だけ紹介します。
PumaのSuede
もともとは、トレーニングシューズとして誕生したスエードですが、スケシューとして渋めなスケーターに愛されています。
わたしも履いたことがありますが、とてもスケートしやすくて、スケシューとして作られたようなスニーカーです。
スエードは、値段が5千円以下とリーズナブルなので、消耗品のスケシューにするには、もってこいです。
難点は、生地が薄いのですぐに破けます。
ReebokのWorkout
もともとは、メンズフィットネス用として作られたReebokの名作Workoutですが、グリップが非常に良いので、スケシューとしても最適です。
Workoutは、Careem Cambellというスケーターが履いていたので、憧れて履いていましたが、軽くてフリップがしやすいスニーカーです。
ちょっと値段が高めですが、これを履いて滑ってたらめっちゃおしゃれです。
わたしは、勿体無いので普段履きとして使いたいです。
一般スニーカーをスケシューにするデメリット
仕方がないことですが、スケートボードでの使用を考慮して作られていない一般スニーカーは、耐久性がありません。
そういう場合は、シューグーを塗って対応してください。
シューグーの使い方は、スケシュー長持ちさせるならシューグー|使い方と注意点を解説をご覧ください。
まとめ
スケシューの選び方のポイントをまとめました。
- 初めてスケートボードをするときは、好みのデザインや価格で選ぶ
- 自分に合うアウトソールを知っておく
- アッパーの形状は気にしなくていい
- 一般スニーカーをスケシューとして使うのもアリ
スケーターにとってスケシューは、消耗品です。自分に合ったスケシュー選びの参考にしていただけたらと思います。
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