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プラントの転職は正社員が絶対におすすめな理由|現職の製造マンが解説

プラントの転職は正社員が絶対おすすめな理由

化学プラントで製造オペレーターとして働いています。

プラントへの転職を考えている方は、親会社の正社員になることをおすすめします。

その理由を現役の製造オペレーターが解説します。


プラントの正社員の立ち位置

プラントには製造元である親会社の他にもいろんな会社が入っています。

大きなプラントや大企業が経営するプラントは、大まかに下記のような関連会社が関わっています。

プラントに関わる主な会社

  • 親会社

    プラントを経営する大もと会社です。プラントで製造するトップに位置しているので、様々な決定権があります。

  • 子会社

    大きなプラントになると親会社のグループ組織である子会社がいくつかプラント内にあります。子会社の給料は、親会社より少し低くなります。

  • 下請け会社

    プラントの親会社や子会社の仕事を請け負う会社で、親会社や子会社がお客様になります。

  • 孫請け会社

    下請け会社の仕事を請け負う会社で、下請け会社がお客様になります。

親会社から孫請け会社になるにつれて給料が低くなり仕事内容もキツくなります。

親会社の正社員は、それなりの責任もありますが、優遇されることが多くあります。

優遇されることは、おすすめな理由で紹介します。

プラントに転職するなら正社員がおすすめな理由

プラントの転職は正社員がおすすめな理由

プラントに転職を考えているなら、親会社の正社員がおすすめな理由を紹介します。

雇用が確保されている

会社の経営が厳しいとリストラされるのは孫請け会社からです。

どの会社にも業績が厳しくなって経営の危機になるリスクがあります。

基本的に会社は、自分の社員の雇用を優先して守るので、経営の危機になったら孫請け、下請け、子会社の順番でリストラされていきます。

不況で1番安心なのが、親会社の正社員です。

月収が高い

30代で下請け会社から親会社の正社員に転職しましたが、転職して2年目で下請け会社の頃の給料を上回りました。

年収でいうと、100万円くらいアップしました。

決して贅沢できる年収ではありませんが、転職して生活に余裕がもてるようになったことは確かです。

わたしがいた下請け会社の給料がよっぽど低かったこともありますが、月平均の給料が数万円高くなると生活へのインパクトが違ってきます。

毎年昇給がある

プラントを運営している大企業だと、大体が毎年1回の昇給があります。

ボーナスも給料の金額で計算されるので、毎年上がります。

その結果、仕事へのモチベーションも上がります。

福利厚生がしっかりしてる

最近何かと話題のブラック企業じゃないかぎり、プラントを持っているメーカーは、有給休暇も消化しやすい職場環境が多いです。

わたしの会社でも有給休暇を消化しないと、計画性がないと言われるくらいです。

資格や経験が不問

大企業だと、特別な資格や経験がなくても採用されることが多いです。

資格は、入社してから取らせてもらえます。

プラントで必要な仕事の知識は、特殊なものが多いので、経験者もあまりいません。

なので、プラントに転職する場合は、経験者が優遇される場合もありますが、未経験者です。

わたしの職場も中途で入社した全員がプラント未経験者です。

化学プラントの製造オペレーターについての詳細は、化学プラントの製造オペレーターとは?仕事内容を現職が解説をご覧ください。

仕事内容が楽

親会社のプラントの製造マンをしていますが、体力的にキツい仕事はありません。

キツい仕事は、下請けや孫請けの作業員がやってくれています。

わたしも下請け会社にいた頃は、それが嫌で転職活動を続けました。

下請け会社の作業員だった頃の詳細は、工場の下請け会社作業員だった劣等感を打破した方法をご覧ください。

親会社の社員になるデメリット

プラントの正社員になるデメリット

プラントの親会社の正社員は、いいことばかりではありません。

どの会社にもデメリットがあります。ここでは、プラントの親会社の正社員に共通すると思われるデメリットを紹介します。

仕事の責任が大きい

親会社の正社員になるとプラントの運転に直接関わるので、中堅の社員になるといろんな決定権をもてるようになってきます。

危険をともなう作業もあるので、自分だけで判断できない場合は、先輩社員に相談もしますが、職場に1人しかいなくて、すぐに判断しなければならない場面もあります。

失敗しても安全に済んだらいいのですが、大災害につながるようなミスを防ぐ責任もついてきます。

三交代勤務の割合が多い

わたしは、化学プラントを担当していますが、どのプラントでも24時間フル稼働がほとんどです。

なので、プラントで働く場合は、三交代勤務がほとんどです。

8年間、三交代をしているので、メリットとデメリットがあって人によって合う合わないがあると思います。

化学プラントの三交代についての詳細は、工場の三交代のメリットとデメリット|8年やって感じることをご覧ください。

仕事のストレスが大きい

親会社の正社員としての責任も大きいので、仕事でストレスがたまります。

どの仕事もストレスになることがあると思いますが、プラントの製造をしているとプラント運転で神経を使うので、そのストレスが大きいです。

精神的な疲れより肉体的な疲れの方がよっぽど楽に感じることがあります。

特に年に1回ある定修は、憂鬱です。

定修についての詳細は、定修とは?化学プラントの製造オペレーターが解説しますをご覧ください。

まとめ|プラントの転職は妥協しないほうがいい

プラントの親会社の正社員になったらそれなりの責任を伴いますが、それに見合っただけの給料がもらえます。

30代は、転職ができる最後のチャンスだと思うので、やるなら妥協せずに正社員で求人している親会社に応募することをおすすめします。

「何事もお金には変えられない。」

「お金で不自由したくない。」

というお金に対する気持ちが強かったので、転職活動をしました。

下請け会社からプラントの正社員に転職してのまとめを30代で工場の下請けから大手製造メーカーの正社員に転職して良かったこと悪かったことで記事にしていますので、ご覧ください。

仕事をしていても転職活動ができるので、焦って決める必要もないとないと思います。

転職先がどういう会社なのか見極めも大切なので、慎重に転職活動をしてください。